4月1日の告白


「ばいばい!」


無理して明るく挨拶してみても


『あっ…ばいばい』


どこか敬遠されているかのような。


もう、正は側に居ない。


ひとりで帰るようになって、痛いくらいに実感した。

けど、こんなに痛いのに

アタシって、ほんとバカだなぁ



まだ、どっかに正が居る気がしていて…。


1人で帰ってるアタシに

『寂しいねー♪』

って憎まれ口言って、背中をぽんと叩いてきそうな。

そんな気がしてるんだ…


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