4月1日の告白
正の気持ち
アタシは翌日、教室で友達と机をくっつけて弁当を開いていた。
黙々と弁当を食べるアタシの周りの子は、恋バナの世界に入り込んでいる。
『うちの理想はね〜、適度にカッコよくて、面白い人かな!』
『それなら平田じゃな〜い?』
実はみんな彼氏が居ないのだけど、ふくらました妄想をひたすら放出していた。
―あっ!アタシ、彼氏出来たんだっけ‥
ふと、正と昨日から付き合い始めたことを思い出した。
このアタシに“彼氏”かぁ‥
まだまだ先の話だと思ってたけど‥
この関係って意外と紙一重なんだね。
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