4月1日の告白
冗談じゃない。
あの敬太が謹慎?
何で??
どうせアイツのことだから買い食いが見つかったんだ…
って!!
高校なんだから買い食いとか許されるし!!
「何で何で何で!?!?」
『え?そんなに気になる‥?』
身を乗り出して聞くアタシに若干引きながら、
千夏ちゃんは苦笑している。
「だ‥だって謹慎とか学年で初めてじゃん。」
それもそのはず、
この高校は進学校。
レベル的にはそう高くないものの、真面目に大学を目指している人ばから。
そんな中、あの敬太が
謹慎‥‥?
あの敬太が??
嘘でしょ???
『なんか‥詳しいことはよく知らないけどさ。三年生殴ったらしーよ。バカだねぇ‥』
「ケンカ‥」
その単語は、
敬太にはどうしたって縁のない単語だと思っていた。
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