4月1日の告白
『お前、バカじゃねぇの。あんなカスみたいな奴にいじめられたぐらいで、死にたいとか言うんじゃねーよ』
アイツがあの日
アタシに向かってきっぱりと言った言葉が
今になって蘇る。
アタシは小学生の頃‥‥同じクラスの男子にいじめられていた。
毎日、すれ違うたびに、先生にバレないように腕をつねられた。
だから腕は痛々しく青いアザが出来てた。
でも、気の小さいアタシは誰にも相談できなくて
毎日帰りながら泣いてた。
だけど‥そんなとき、両親も気づかなかったアタシの異変に敬太だけか気づいてくれていたみたいで
アタシがその男子とすれ違い、
つねられると思った瞬間
その男子はふっ飛んで倒れていた。
『あ‥‥今、神崎の体に触ろうとしてたよな?痴漢と同じじゃね?』
そう嘲笑う敬太に男子は腹を立て
その男子は体格が良かったものだから
結局、敬太は負けてしまったんだけど‥
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