4月1日の告白
『はぁ??何だよアイス溶けるだろーが』
さっき袋の中を確認したのはそのためか…
ってそんなことはどうでもいい。
「敬太、城山さんとは上手くいってる??」
アタシの不思議な感情が破裂した。
思い切った質問をしてしまった。
あの日男子に冷やかされていた敬太…
心のどこかで、「もしかしたら違うかもしれない」という期待をしていたのかもしれない。
正という彼氏がいるのに…自分は最低だと分かっていながらも、
この感情をとめられない。
『城山…って??』
敬太は、きょとんとしている。
「付き合ってるんじゃないの??」
その表情で、期待が当たったかもしれないという気になる。
だけど敬太はしばらく考え込んだようにした後、
『まぁ、そんなもんかもな…』
と照れたように呟いた。
………やっぱり………
アタシの淡い期待は見事に外れた。