4月1日の告白


そんな正の姿にもはやキュン死に寸前のアタシ。

周りには人が居たので、緩む口元を隠しながら体育館に入った。


「みんなおはよー」

挨拶しながらも、我慢していたニヤけが爆発。

同じバレー部である千夏ちゃんに感づかれた。


『機嫌いーね。さては何かあった?』


どうしてこんなに鋭いんだか‥

ってかアタシが分かりやすいの?


アタシは首を横に振った


「何にも無いけど、外に彼氏いた♪」


千夏ちゃんなら別に隠すこともないし。


千夏ちゃんは、アタシの顔をじっと見つめて言う。


『もっと嬉しいこと教えたげよっか?』
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