4月1日の告白
「き、キェーーーーーー」
思わず女らしからの奇声を発してしまったアタシ。
千夏ちゃんはビックリして後退りしている。
『‥頭‥だいじょーぶ??』
「ぜ、全然大丈夫じゃないッ‥」
恥ずかしくて顔が燃えるように熱い。
こんなオクテなアタシには、刺激が強すぎた。
『まぁ、頑張んなよ。アレも分けてあげるからさ』
「え‥アレ?」
千夏ちゃんはニヤリと不気味な笑みを浮かべると、
アタシの手を広げさせて、何かを握らせた。
「何コレ??」
『ふふ♪♪』
ゆっくりと、
手を広げてみる。
「‥‥わわわわ!!」
『絶対、彼につけてもらいなさい』
もう、分かったでしょう??
アタシからは、言葉に出すことの出来ないものが手の中にあるの。
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