4月1日の告白
しかし、いきなり正がアタシの腕をつかんだ。
そっと正の表情を伺うと、
照れながら、でも真剣そうにこう呟いていた。
『こーゆーときぐらい、カッコつけさせろよ…』
場が、いったん静まり返る。
かと思えば
千夏ちゃんたちのクスクス笑う声が聞こえてきた。
『正くんも青いねぇ♪そんなセリフ、少女漫画でしか聞けないと思ってたよぉ』
正は笑われてさらに恥ずかしそう
でも、頑張って言ってくれたんだよね…
アタシは、恐る恐る正の後ろに腰を下ろしてみた。
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