4月1日の告白
『ねぇーこれ可愛いくね!?』
さすがだ。
千夏ちゃんは、新しい水着を彼氏に自分からアピールしている。
しかしアタシはというと、正の顔が見れなくて、ただ俯いていた。
『おい、とりあえず海入ろうぜ?』
そんな中、正のその一言で楽しい時間が始まった。
正と千夏ちゃんの彼は泳ぎが得意なもんだから、
先に海に入っていく。
でもアタシたちは、浮き輪を膨らますところから始まるのだった。
千夏ちゃんが楽しそうにポンプを踏み、
ぷしゅー‥
という音が波の音に混じって聞こえる。
アタシたち以外に泳いでいるのは、家族連れが3組くらいしか居なくて空いている。
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