4月1日の告白



そしてビーチに着いた。



バーベキューの場所は、海の家の隣で貸してもらっている。

そこに荷物を置いた。



『さて、アイツらどこだろね??』


千夏ちゃんが手で日光を遮りながら、正たちの姿を探す。



アタシも、辺りを見回した。



―あれ…???



「居なくない?」



海の、どこを見ても2人は居なかった。


泳いでいれば分かるはずなんだけどなぁ…




『んー、トイレでも行ったんじゃね?準備しとこ』


「うん…」



頷きながらも、姿が見えないと心配だった。



だけど、まさかあんな大事になるとまでは想像できなかった。




だって…



だって。




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