恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~
第8章「禁断ノ恋」
女子バレー部・顧問の木原先生に退部届けを提出したのは、今となっては数日前のこと。
あゆみセンパイに噴水に突き落とされたときに溺死したケータイの代わりにGetした新しいケータイの使い方にも、今ではもうスッカリ慣れてしまった――――
部活を辞めて、スッポリと開いた放課後の時間に、あたしが最近していることはといえば、それはメールを打つことだ。
相手は“歌舞伎町のM嶋Hロ”と呼ばれる超イケメンのナンバー1ホスト・ミュウト。
学校のみんなにはナイショにしてるけど、ホントはみんなに自慢して……、
「あたし、M嶋Hロ似の超イケメンと毎日メールしてるんだよ~っ♪♪」
……って言い触らしたいくらい。
まぁ、相手がホストだと分かると、みんなにヘンに思われるかもしれないと思って、いちおヒミツにして黙ってはいるんだけど。
それにしても、こーしてオトナの男のヒトと、毎日メールをするような間柄になってみると、まわりのみんながヤケにお子ちゃまチックに見えちゃうのはなんでだろ?
ソレって、もしかして、あたしだけ他のみんなよりオトナの階段を1段上に上がってる、ってことなのかな?
あゆみセンパイに噴水に突き落とされたときに溺死したケータイの代わりにGetした新しいケータイの使い方にも、今ではもうスッカリ慣れてしまった――――
部活を辞めて、スッポリと開いた放課後の時間に、あたしが最近していることはといえば、それはメールを打つことだ。
相手は“歌舞伎町のM嶋Hロ”と呼ばれる超イケメンのナンバー1ホスト・ミュウト。
学校のみんなにはナイショにしてるけど、ホントはみんなに自慢して……、
「あたし、M嶋Hロ似の超イケメンと毎日メールしてるんだよ~っ♪♪」
……って言い触らしたいくらい。
まぁ、相手がホストだと分かると、みんなにヘンに思われるかもしれないと思って、いちおヒミツにして黙ってはいるんだけど。
それにしても、こーしてオトナの男のヒトと、毎日メールをするような間柄になってみると、まわりのみんながヤケにお子ちゃまチックに見えちゃうのはなんでだろ?
ソレって、もしかして、あたしだけ他のみんなよりオトナの階段を1段上に上がってる、ってことなのかな?