あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「あー。
傷付くなぁ。
こんな俺でも、一応は保護者の端くれだぜ?
もうちょっと優しくしてくれたりしねえ?
地球の反対側から少しでも早く愛する未来達に逢いたくて、必死に帰って来たんだぜ?
ホントならおかえりなさいのチューぐらい………。」


「ないからっっっ!」


胸を押さえて傷心をアピールしているみぃちゃんには悪いけど、あたしは切って捨てるようにそう言うと、校門に向かって1人でスタスタと歩き始めた。


なぁにが『愛する未来達に逢いたくて』よっ!


みぃちゃんが逢いたいのは、あたしじゃない事ぐらいとっくの昔に知っているんだからっ!
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