あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
みぃちゃんが世界で一番愛しているのはヨシ君だし、ヨシ君が世界で一番愛しているのもみぃちゃんだって事ぐらい、いくらあたしだってちゃあんと解っているんだから。
でも。
でもね。
あたしが世界で一番大好きなのも、ヨシ君なんだけど………な。
そんな事を思っていたら、歩く速度が落ちていたみたいで、あたしは校門を出てしばらくした所でみぃちゃんに捕まった。
「前をよく見ないまま、飛び出すなって。
幹線道路には面していないとは言え、一応は車道なんだから危ないぜ?
万が一、未来に何かあったら悲しむのは1人や2人じゃないんだからな。」
でも。
でもね。
あたしが世界で一番大好きなのも、ヨシ君なんだけど………な。
そんな事を思っていたら、歩く速度が落ちていたみたいで、あたしは校門を出てしばらくした所でみぃちゃんに捕まった。
「前をよく見ないまま、飛び出すなって。
幹線道路には面していないとは言え、一応は車道なんだから危ないぜ?
万が一、未来に何かあったら悲しむのは1人や2人じゃないんだからな。」