あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
うん。


ビックリは………してる。


急には言葉が出てこないぐらいには。


でも。


「みぃちゃん達らしい、とも思う。」


そう答えたあたしにニコリと笑ってくれたヨシ君は、小さく頷いて話を続けた。


「大学を出た後は2人でお義母さんの仕事を手伝うことになってね。
緑風は今みたいな仕事だったけど、僕はお義母さんの秘書みたいな仕事で。
それでもなんとか慣れて、仕事が出来るようになった頃。」


ヨシ君はそこであたしをじっと見た。


「未来さんが出来た。」


………あたし?


ここにあたしが絡むの?
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