あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな？】

「俺はこんな、だから。」


ボソリとみぃちゃんが口を開く。


「正直、自分に起こった出来事を受け入れきれないでいた。
そんな俺に美樹はずっと寄り添ってくれて。
未来もすっげぇ良い子でいてくれて。
だから俺は、なんとか頑張ることが出来て。」


「そうして２人だった僕達は３人になれたんだ。」


無器用にボソリ、ボソリと言葉を継いでいくみぃちゃんの後に嬉しそうなヨシ君の言葉が続く。


「そしてね、その時にも色々あって僕は学園のお仕事をお手伝いすることになったんだけど、まだ小さかった未来さんを連れたまま緑風があの職場で働くのはちょっと難しそうだったしね。
だから僕が学園のお仕事をお手伝いしながら未来さんのお世話をする事になったんだ。」