あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
そして同意を求めるみたいにあたしを見ると口を開いた。


「そうじゃねえよな?
未来もそう思うだろ?」


みぃちゃんの問いかけに、あたしはコクンと頷いた。


それって絶対にヨシ君が道行く人達の目を引いていただけで、あたしを誉めたっていうのは話題に困ったからだと思う。


「んでもさ、美樹は本気でそう思っていてくれて。
俺はそんな美樹に救われたし、勇気を貰ってた。」


みぃちゃんはそう言いながら、まだあたしの手のひらの上にのせられていたリングをつまみ上げた。


「そんな美樹にコレをもらったから。
だから俺は未来につながる扉を開くことが出来た。」
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