あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
みぃちゃんとヨシ君から。
交互に語られる言葉にあたしはただ2人を見つめ返すしかなくて。
そんなあたしを見て、2人はまるで示し合わせたように同時に笑みを浮かべた。
「この指輪に彫られた文字はね。」
ヨシ君がみぃちゃんの指先からついっと抜き取って、またあたしの手のひらにのせてくれた指輪を指しながら言葉を続ける。
「僕達の名前なんだよ。
みかと、みきと、みく。」
『M to M to M』っていう文字の、to の部分がホントに『と』って読むなんてほんっとビックリなんだけど。
でもヨシ君がくれた言葉はもっと別の意味でビックリで。
交互に語られる言葉にあたしはただ2人を見つめ返すしかなくて。
そんなあたしを見て、2人はまるで示し合わせたように同時に笑みを浮かべた。
「この指輪に彫られた文字はね。」
ヨシ君がみぃちゃんの指先からついっと抜き取って、またあたしの手のひらにのせてくれた指輪を指しながら言葉を続ける。
「僕達の名前なんだよ。
みかと、みきと、みく。」
『M to M to M』っていう文字の、to の部分がホントに『と』って読むなんてほんっとビックリなんだけど。
でもヨシ君がくれた言葉はもっと別の意味でビックリで。