あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「あの頃の………っていうより、もうずっと昔からなんだけど、緑風は外見はすっごくハンサムな男性に見えるし、性格だってその辺には簡単には居ないぐらいのいい男だよね?」
そう言われて、あたしはちょっとみぃちゃんを見てから頷いた。
確かにみぃちゃんと歩いてるとカップルにしか見えないってよく言われるし、みぃちゃん程に男らしい男の人なんてドラマの中ぐらいでしか見たことないと思う。
「でも、それは緑風の中では実はすっごいジレンマでね、お義母さんや理事長先生が望んでいたような可愛い娘さんじゃない自分と、お義父さんと一緒に暮らす為に一人前以上に男らしくならなきゃいけないのに、なりきれてない自分とのジレンマにいつも悩んでいたんだ。」
そう言われて、あたしはちょっとみぃちゃんを見てから頷いた。
確かにみぃちゃんと歩いてるとカップルにしか見えないってよく言われるし、みぃちゃん程に男らしい男の人なんてドラマの中ぐらいでしか見たことないと思う。
「でも、それは緑風の中では実はすっごいジレンマでね、お義母さんや理事長先生が望んでいたような可愛い娘さんじゃない自分と、お義父さんと一緒に暮らす為に一人前以上に男らしくならなきゃいけないのに、なりきれてない自分とのジレンマにいつも悩んでいたんだ。」