あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
だけど、普段のヨシ君なら絶対にあたしの前で口にするはずのない言葉を言うぐらいに、真剣に話をしてくれようとしているのはすっごく判るから。


「だから、たまたま良い感じのクリスマスを過ごせて。
そうして緑風が妊娠しているんだって気が付いて。
僕達の赤ちゃんが来てくれたってわかった時は、僕はほんっとうに天にも昇る気持ちだったんだよ?」


その時の嬉しかった気持ちがそのまま浮かんでるような笑顔で、ヨシ君は言ってくれる。


その表情に嘘はないとは思うけど、あたしには違うことが気にかかってしまう。


「ヨシ君は、ね?
じゃあみぃちゃんは?」
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