あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「未来に何かがあったとしたら、一番に嘆き悲しむのは美樹だろ?
解ってるクセにガキっぽい事、言ってんじゃねぇよ。」


そう言って、みぃちゃんはふいっと横を向いて先に歩き出してしまう。


なんだか気まずい雰囲気になってしまったまま、あたしもその後を歩き出そうとするんだけど、前を向いたままのみぃちゃんは2、3歩進んだだけでまた立ち止まってしまった。


「………俺だって、そんな事がもしも起きたら、この身を悪魔に売ってでもお前の運命をねじ曲げて助けるから。
っつか。
想像させるなよ。
それだけでマジにヤバい。」
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