あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「………校門を出てすぐのこんな場所で制服着たまま抱き合っちゃうなんて、あたしってば大胆ねー。
噂を流して下さいって言ってるようなものなのに。」
つい、みぃちゃんの腕の中でそんな憎まれ口を叩いてしまう。
「んん?
言いたい奴には言わせておけばいいさ。
そんなつまんない噂で未来の価値は下がったりしないし、そんな噂に右往左往するようなつまんない奴に未来が振り回される必要もないしな。」
ほんの少しだけ強めにギュッと抱き締めてくれながらみぃちゃんが言い切ってしまう。
迷いのないその口調は本当にみぃちゃんらしくて、あたしは抱き締められたままでつい、吹き出してしまった。
噂を流して下さいって言ってるようなものなのに。」
つい、みぃちゃんの腕の中でそんな憎まれ口を叩いてしまう。
「んん?
言いたい奴には言わせておけばいいさ。
そんなつまんない噂で未来の価値は下がったりしないし、そんな噂に右往左往するようなつまんない奴に未来が振り回される必要もないしな。」
ほんの少しだけ強めにギュッと抱き締めてくれながらみぃちゃんが言い切ってしまう。
迷いのないその口調は本当にみぃちゃんらしくて、あたしは抱き締められたままでつい、吹き出してしまった。