あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
そこには本気で嫌そうな表情を浮かべているみぃちゃんがいて。


「未来には悪いけどさ、お前の彼氏になろうって奴ならせめて根拠のない自信だけでも持ち合わせて居ねえとな。
でなきゃ、俺達が認めるとか以前にお前に付き合えねえよ。
けどまあ。」


そこまで言って、みぃちゃんはようやく見上げているあたしに気付いて視線を下ろした。


「未来が本当に好きになれる誰かが現れるのはまだ先だろうな。」


まるで予言みたいな言葉を言うと、みぃちゃんはもう一度あたしの髪をくしゃりと混ぜて、耳元に囁くように行くか?と言った。
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