あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「そんな気を使ってくれなくったって、あたしはみぃちゃんの事、キライじゃないんだよ?」


クス、と笑って言いながらも、あたしは差し出されたみぃちゃんの手を握る。


みぃちゃんの手は暖かくって、大きくって、みぃちゃんの心そのままみたい。


こんな人と恋人同士になれたら、きっと素敵なんだろうな。


心の片隅でチラリとそんな事を考える。


「『キライじゃない』………か。
正直な気持ちをありがとう。
俺は未来の事をこの世で一番愛しているのに、そのツレナイ態度ってば、今流行りのツンデレか?」
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