あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
え?


そうなの?


「うそ。
ヨシ君、毎朝あたしが朝御飯食べてる時に、いつも通りにお弁当作ってくれてたよ?」


いつもとおんなじ笑顔で、あたしの事を送り出してくれていたし。


「………ホントかよ。
んじゃ、美樹の奴寝てねぇな。」


ボソリ、と呟いたみぃちゃんの言葉に、あたしは驚いて上を見た。


「ヨシ君、寝てないって!
どうして?
あたしの前じゃ、いつもと変わらなかった!」


「んん?
未来の前なら俺だって、意地でも普段通りに振る舞うけどな。
………って、そういう話じゃないな。
んっとに、1番良い子そうに見えて、実は1番無茶する奴なんだよな。」
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