あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「な?
未来の知ってる美樹とは全然違うだろ?
ま、時間は人を成長させるんだって。」
でもな、ってみぃちゃんは続けた。
「もしかすると、未来があの時の美樹に出逢ってたら、もっと違った今があったのかもな。」
なんだか柄になくしみじみとした口調で言うみぃちゃんを、あたしはジイッと見上げて続きの言葉を待った。
「んー。
なんだかな、時々思うんだよ。
俺とあん時に知り合ってなければ、美樹にはもっと平穏な生活があったんだろうな、って。
フツーに大学行って、フツーの会社に就職して、フツーに可愛い嫁さんもらってさ。
それを全部ぶち壊しちまったんじゃないかなーって思うわけ。」
未来の知ってる美樹とは全然違うだろ?
ま、時間は人を成長させるんだって。」
でもな、ってみぃちゃんは続けた。
「もしかすると、未来があの時の美樹に出逢ってたら、もっと違った今があったのかもな。」
なんだか柄になくしみじみとした口調で言うみぃちゃんを、あたしはジイッと見上げて続きの言葉を待った。
「んー。
なんだかな、時々思うんだよ。
俺とあん時に知り合ってなければ、美樹にはもっと平穏な生活があったんだろうな、って。
フツーに大学行って、フツーの会社に就職して、フツーに可愛い嫁さんもらってさ。
それを全部ぶち壊しちまったんじゃないかなーって思うわけ。」