あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「美樹の隣には、やっぱ未来みたいな可愛い女の子が並ぶべきだよな。
そう思う。
って、まあ、時々、だけどな。」


ハッとしたように、みぃちゃんはそう付け足したけど、あたしの耳は珍しいみぃちゃんの弱気な発言をしっかり聞いてしまっていた。


「………どうかしたの?」


らしくないみぃちゃんに、そう尋ねてみる。


「んー。
やっぱさ、その制服見るとな。」


言葉少なにボソリとこぼしたみぃちゃんの視線を辿って、あたしは自分の姿を見下ろしてみる。


どこか変かな?


みぃちゃんはどこに反応してそんな事を言うんだろう?
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