あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
深い茶色の大きな扉は、いつ見てもなんだか子供は入っちゃダメって行っているような気がする。
見る度にいつも考える事を今日も思ってしまいながら、あたしはみぃちゃんと一緒にその扉を抜けた。
「美樹、入るぜ?」
みぃちゃんが声を掛けると、窓際の大きな机で書類みたいなものを見ていた人物が弾かれたように顔を上げて、そうしてすごい勢いで立ち上がった。
「緑風っ!
おかえりなさい。
遅かったんだね、成田から連絡もらってからずっと待っていたのに。」
そう言ってみぃちゃんの方へと近付いて来る。
見る度にいつも考える事を今日も思ってしまいながら、あたしはみぃちゃんと一緒にその扉を抜けた。
「美樹、入るぜ?」
みぃちゃんが声を掛けると、窓際の大きな机で書類みたいなものを見ていた人物が弾かれたように顔を上げて、そうしてすごい勢いで立ち上がった。
「緑風っ!
おかえりなさい。
遅かったんだね、成田から連絡もらってからずっと待っていたのに。」
そう言ってみぃちゃんの方へと近付いて来る。