あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
すっごくやわらかい笑顔で、ヨシ君が優しく話し掛けてくれる。


それだけで、あたしの胸がドキン、と大きな音を立ててしまう。


やだ。


やっぱり、あたしはヨシ君の事が好きなんだ。


自分のそんな反応に、あたしは改めて自分の想いを自覚してしまう。


ヨシ君はみぃちゃんのものだって、目の前で見せつけられているのに、あたしの想いはこんな風に身勝手に暴走する。


こんなに愛し合っている2人のおかげで、あたしは今、ここにこうやって居られる。


その事だって、ちゃんと頭では理解できているのに。
< 46 / 185 >

この作品をシェア

pagetop