あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
フッとキザな笑いを口の端に浮かべてサングラスをかけなおすと、みぃちゃん(今日はもう、こう呼んじゃう事に決定なんだからねっ!)は小さい子供にするみたいに、あたしの頭をぽんぽんって軽くなだめるように叩いた。


多分、無意識なんだろうけど、こーゆう行動のひとつひとつにみぃちゃんは大人で、あたしはまだ小さい子供なんだって言われているような気持ちになる。


そう思っちゃうのがガキの証拠なんだって事も解ってるんだけどなぁ。


感情は付いてきてくれないんだ。


自分の行動に、ちょっと自己嫌悪状態になってたあたしは、みぃちゃんが言った言葉を聞き逃してしまっていたみたい。
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