あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「あ、うん。
多分間違いなくそう言ってたよ?」


ちょっと舞い上がった感じになってる頭を、必死にいつものように話せるぐらいに落ち着かせながら、あたしはさっきのみぃちゃんの言葉を思い出して答える。


うん。


確かに、そう言ってたよね?


「そう、それで『もう少し待っていてくれ』って。」


「そう言って出ていったんだね?」


あたしの言葉の後をつぐように尋ねてくるヨシ君の言葉に、あたしは頷いて答える。


「そっか。
じゃあ、退屈かもしれないけど僕と一緒に待っていようか?」
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