あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
するとヨシ君はまるで花が開いていくみたいにふうわりと笑った。


ホントにすっごくうれしそうな。


そんなヨシ君の表情を見たあたしの心臓は飛び出しちゃうんじゃないかっていうぐらい跳ね上がって。


急に顔が熱くなったような気がした。


「あれは僕がこの学園の理事長になってすぐの頃だったかな?
まだまだ小さかった未来さんと2人で出勤して………ずうっと一緒だったんだよ?」


ヨシ君の花のような笑顔に見とれながら聞いていたあたしは、その言葉を理解するのに少し時間がかかった。


「………………え?」


ようやく時間差で理解すると、今度は驚きの津波にあたしは襲われた。
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