あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「そ、そ、それって!」


あたしってばホントにヨシ君と2人っきりで此処に居たって事?


ホントに言葉通りに!


「そうだよ?
来客の時にも未来さんと一緒にお出迎えしたりしてたしね。
どの人からも未来さんは、賢くて良い子だって誉めてもらえてたよね。」


あたしに向かって確認されても、あたしは覚えてないぐらいの時じゃないのかなって答えそうになって。


ヨシ君の視線があたしを通り越したむこうに向けられている事に気付いて。


あたしはみぃちゃんが部屋に戻ってきたことを知った。


そっか。


ヨシ君が話しかけたのはみぃちゃんだったんだ。
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