あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「俺ってば、1人だけのけ者で家にも帰れてないってだけでメチャクチャ拗ねててさぁ。
未来に嫉妬してなぁ。
『未来ばっかり美樹と一緒でズルい』なんて言っちまったんだよな。」
もちろん、それ聞いたオフクロに久し振りにどやされたんだけど。
って。
あたしの背後から抱きつくみたいに腕を回したみぃちゃんが、耳元に言葉を落とすみたいに話す。
まるで恋人同士みたいなんだけど。
ヨシ君の目の前なのにっ!
「ふふ。
そんなこともあったよね。
まだ僕達も若かったからね。」
仕方なかったんだよ、と言ってヨシ君はそれよりも、とあたしからみぃちゃんの腕をそっと離してあたしの事を引き寄せた。
未来に嫉妬してなぁ。
『未来ばっかり美樹と一緒でズルい』なんて言っちまったんだよな。」
もちろん、それ聞いたオフクロに久し振りにどやされたんだけど。
って。
あたしの背後から抱きつくみたいに腕を回したみぃちゃんが、耳元に言葉を落とすみたいに話す。
まるで恋人同士みたいなんだけど。
ヨシ君の目の前なのにっ!
「ふふ。
そんなこともあったよね。
まだ僕達も若かったからね。」
仕方なかったんだよ、と言ってヨシ君はそれよりも、とあたしからみぃちゃんの腕をそっと離してあたしの事を引き寄せた。