あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「緑風に未来さんの成長を全部見ていてもらえなかったのは、僕の力不足だったからだよね。
もっと僕が努力して2人の時間を作ってあげなきゃいけなかったのに。
それは今でも反省してるよ?
でも緑風は………」


「違うだろ?」


ヨシ君の言葉を遮るようにみぃちゃんが言葉を挟む。


そうして、みぃちゃんはあたしとヨシ君を交互に見てから再び口を開いた。


「仕事が忙しかったのはホントだし、家に帰ってもほとんど寝に帰るか、着替えを取りに行くか位だったのもホントだけど、それと俺がコミュニケーションを取る努力をしなかったのとは話が別なんだって。」
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