君に…
そしてタオルを置いて。


「んっとね?
とりあえずお化粧落として、洗顔して………って感じかな?」


何を始めるのかって目線だけで僕を追いかけながら尋ねる君に答えながら、僕は小さな瓶なんかをテーブルに並べた。


そんなのここで出来るのかって君は不思議そうに言ってくるけど。


「うん。
大丈夫だよ。
ソファが水浸しなんて事にはならないように気を付けるからね?」


僕は笑ってそれに答える。


ホントは洗面所でやった方がいいのは当たり前だし、僕がしてあげるより自分でする方が勝手がいいんだと思うんだけど。
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