君に…
僕はそれを手伝って、うまく髪の毛が隠れるように微調整をして。


そして身体を離すついでに、君の首もとに触れるだけのキスを落とした。


今日の君はいつもとは違う、お化粧の匂いが混じっていて。


でもそれは今日あったことの確かな名残でもあって。


僕は永久保存版の心の中のアルバム今日のページに、その事もしっかりと書き込んだ。


「ふふ。
抵抗されずに君にこんな事が出来るのなんて今日だけなんだろうね。」


いつもの君にならこんな事出来ないものね。


今日はホントに気疲れしたからって君まで苦笑してるし。
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