君に…
そう心にかたく誓ったのはもうずいぶんと前のはずなのに。


「なんだかあっという間だったみたいな気がするよ?」


僕はそう話しかけながら、ソファに沈み込んでいる君に近付いてく。


いつもならどんなに疲れていても、そんな風に沈み込むような座り方はしない君だけど、今日は流石に気疲れもあっただろうし。


「お互いにお疲れ様な1日だったよね?
でも本当に最高に素敵な1日だったよ。
僕の人生で絶対に忘れられないメモリアルディになったのは確実。」


今日の出来事を思い出しながら僕は頬が緩むのを止められないでいた。
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