君に…
「結婚式ってそれぞれの人が信じている神様の前で、これから2人で生きていきますって誓う儀式じゃない?
だから大抵の結婚式は、教会とか神社とかで行われるわけだけど、僕達は特にこの神様だけを信じているってわけじゃないからどうしようって一番始めに僕が相談した時に、君が言ってくれたでしょ?
山の神様に誓おうって。」


そう言ってくれた時の、少し照れたような表情をすっごく素敵だって思った事も、僕の中ではメモリアルなんだけど。


「その時も、それってすっごく良い考えだって思ったんだけどね?
実際にホントにやってみて、ほんっとになんて素敵な事なんだろうって、僕はまだ感動してるんだ。」
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