君に…
「だって梅雨空はどこにいったんだろうって言うぐらいに最高にゴキゲンな快晴だったでしょ?
まず、朝一番のソコから素晴らしかったじゃない?
山への道だっていつも以上に素敵に見えたし。
花や木もいつもよりとっても綺麗だったじゃない?」


興奮して声が上擦りそうな僕を、ソファに沈み込んだまま眺めている君はそんなことなくていつもとおんなじだったって言うけど。


「僕にはとっても輝くぐらいに綺麗に見えたんだけどなぁ。」


もちろん嬉しい僕の主観が入っているからそんな風に見えたんだっていう部分ももちろんあるとは思うんだけど、ね。
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