エリートなあなた2


今後について話を終えて2人で部屋を出ると、高層階から臨む景色を眺めながら2人で歩いていた。


「明日は人事へ報告しに行くから。……いいか、もう後戻りは出来ないぞ?本当に良いのか?」

「そんなに苛めないで下さいよ、」


「ハハ、そりゃ結構だ!
まあ話は変わるが、…構造課に人を移動させるのも限度がある。どうするつもりだ?」


これは指摘されるように悩ましい問題であった。人が限られている中での新たな課の発足になるのだから。


視線を彼へ戻したところで、「…もう少し考えます」と答えるに止めておいた。


20階で停止したエレベータを降りた俺は、帰宅するという部長とはそこで別れることにした。


ひとりで夜の静けさに染まりながら試作部へ到着し、セキュリティを解除して入室するとまたいつもの環境へ戻った。


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