不良姫×不良王子
「やった♪やった♪
クレープ♪やった♪」
と、あたしはわけのわからない歌を
歌いながら出かけるために着替えをしていた。
「…ん~…たまに気合入れた
格好しよっかなー?」
そう思いあたしはいつもなら着ない
淡いピンクのワンピースを
部屋のクローゼットから取り出した。
それを着て、でかピアスをつけ、
髪をゆるく巻いてみる。
んで、鏡の前に立った。
「………違和感ありまくり∑……」
独り言を呟いて
眉をひそめる。
ま、いいか。