不良姫×不良王子
「お、おい…どうなってる?」
結にぃでさえ焦ってる…
これは誰の仕業なの?
「……う、うぅ……そ、総長…」
「だ、大丈夫か!?」
倒れていた一人があたしに気づき、
小さい声ながらもあたしを呼んだ
側に行く顔を殴られた後が生々しい
「誰だ…誰がこんなこと…」
「…空魔(クウマ)の奴らです…」
「空魔だと…?」
空魔とは№3の族で
あたし達とは違い
非情なことをするって有名
常に上にいきたがっていて
Roseや銀龍を狙っている奴ら…
もしかして、あたしがいない今を知って
奇襲してきたとか?
「許さねぇ」
あたしは結にぃに後を任せて
倉庫を出て行った
「…死ぬなよ」
結にぃがそう言っていたのは
聞こえていたけど聞こえないフリをした