不良姫×不良王子
すかさず結城が医者に話を聞いていた
「…あ!姫希は!?」
「大丈夫です。出血が多かったようですが
大事には至っておりません。
何日かおとなしくしてもらえれば
すぐに担任できるでしょう。」
「ありがとうございます。」
結城と医者の声を聞いて俺は顔を上げた
病室へ運ばれていく姫希の顔は
そこまで辛そうじゃなかった
「……俺達も病室、行こうぜ」
結城の後を追うように
俺達は姫希の病室へ向かった