不良姫×不良王子






「うっそ…もう朝?」



カーテンを開けると
道にはもう人が歩いている



あたし一晩中、泣き続けんたんだ…


…ってことは…




「…いーーーーーやーーーーーーー!」




鏡を見るとまぁ…そこには
いつも以上の酷い顔が笑



二重の瞼が泣きすぎて一重になってるし
くまもちゃっかり出てきてる




「…最悪…」



とりあえず冷やさなきゃ…




備え付けの冷蔵庫を覗いてみると
保冷剤はっけーん♪



今は龍のことは言ってられない…

せめて人に見せられる顔にしなきゃっ∑




薄手のタオルを巻いて
交互に目を冷やしていった





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