不良姫×不良王子
…あまりにも唐突で、
びっくりしすぎて息が止まるかと思った
まさか、こんなタイミングで言われると
全く思ってなくて
「……嘘、でしょ?」
数秒後、あたしから出たのは
陸也を傷つけてしまうような言葉
こんなこと、言うつもりはなかったけど…
考える前に言葉が勝手に出てきた
「ほんとだよ、俺はずっと前から
姫希だけが好きなんだ。」
肩を竦めながらも真剣そのものの陸也
陸也の真剣な目に、
あたしは吸い込まれそうになる…