不良姫×不良王子
「…ノロケかな?」
「思いっきりノロケでしょーが。」
あっさりばっさり斬られました
「あ、でもー…これで銀龍との
無意味な衝突はなくなったわけね」
「うん、うん、うー…ん?」
「なによ、その曖昧な返事」
「いや、今まで敵同士だったところの
族長があっさりくっついたからって
喧嘩はなくなるのかなーっと…」
「まぁねー…それは不安ね」
「でしょ?…うー、どうしよ」
「ま、そこは総長の考えを尊重するわ
そんじゃ、私は愛しい仁のもとへ行ってこよーっと」
「え、美鈴ー!?」
美鈴はバタバタっと勢いよくあたしの部屋から
飛び出していき「おじゃましましたーっ」
と、でっかい声で叫んでいった