不良姫×不良王子
「陽、大丈夫?」
「…ああ。」
いつの間にか復活した陽も加わり
再度あたしに向かって殴りかかる二人
さっきよりも足の痛みが倍増してる…
ってか、血垂れてるし!!
ハイソ汚れるしぃぃぃい!!
「…てめー祐!!
人のハイソ汚しやがって!」
「え!?俺汚したっけ!?」
「ゆるさん!!」
「うそーん!!」
あたしは(今度は)怒りに任せて
祐の腹を思いっきり殴った
ついでに陽のほうも。
「…も、無理…」
「限界」
気絶はしないものの
屋上の床に倒れた二人。
あたしも足の痛みに耐え切れず
床に座り込んだ