不良姫×不良王子




「仁…。結城さんが中央病院にこいって…今すぐ…あたしは一旦みんなを帰すから仁は単車の用意して…仁も一緒に行くから…」





仁もあたしの真剣さにただ事ではないと感じたのかただ「わかった。」とだけ言って外に出て行った。




あたしは倉庫の2階にいてみんなを見渡せる状況にいる。




そこからあたしは大声でみんなに叫んだ。




「おおーい!!!今日はちょっとした手違いがあったため総会を中止するーー!!」




ざわざわ…ざわざわ…




「というわけでー!今日はー解散ーー!!」




あたしはそれだけ言うと1階に降り、倉庫の外に出て仁の単車へ向かった。


















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