不良姫×不良王子





それから一時間ぐらい病室に
残った3人でいろんな話をしていた。




すると、陸也が急に
こんなことを言い出した。




「…あのさ…俺、家どこ?」




「「…。」」




…わ、忘れてた…




陸也は記憶がないんだった(汗




「…俺…家、ないとか?」




「…いや、あるにはある。
でも、この頃月謝滞納してるから
もう、他の人に売られてるかも…?」




「それ…ないと一緒じゃねぇ?」




「…だねぇ…」




「でも、大丈夫でしょ~!
陸はほとんどうちに
住んでるようなもんだったし~」




「ああ~それもそうだねぇ~!」




「というわけで、
陸也のおうちは菅野宅です!!」




「…わ、わかりました…」




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