あの日の空を,もう一度…
早く死にたい。
でも,死ぬのは怖い。
お見舞いも嬉しいけど,
二人の重荷になりたくなかったし,心のどこかで下に見られてる感じがして嫌だった。
素直になれなかった。
たくさんの感情がぐるぐる回って,今の私を作っている。
でも,どうしたいのかは分からない。
矛盾してるのは分かってる。
自分でも,どうにも出来ない…
私は,毎日の入院生活で満たされない穴は手紙で埋めるようになった。
葵に言いたいこと。
愛結に伝えたいこと。
お母さんへの思い…
すべて【手紙】という,いつまでも残る方法でカタチにした。
ありのままの,正直なキモチを綴った。
たぶん,この手紙が読まれる頃には私は…
覚悟はできていた。